マウンドへ…

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「亨…」 「…はい?」 「何だその気の抜けた球は!」 「ひっ!」 グランドに先生の声が響き渡った… 「いいか、亨…打たれていいんだ、フォアボールなんて出したら…分かってるな…」 「は…はいぃぃ~(先生さっきからこえーよ!)」 『カウントノーストライク、スリーボールから、プレイ再開!』 「亨!思い切って投げろ!」 「そうだ!打たれてもいい!思い切って投げろ!」 み、みんな… プレイ! 俺は、みんなの声援をうけながら腕を振った。 まさか、この試合がみんなとの最後の試合になるなんて…
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