†大切な大好きな人†

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†。。。。。† 一方、璃杏は玄関に立っていた。 いつも、ここで小さいころから見送ってくれていた・・・・。 『いってらっしゃいませ、璃杏様』 その言葉はもう・・・・聞くことは出来ない。 「―――・・・・・・。」 「璃杏様?」 「ぁ、景人さん」 声がした方へ振り返ると、大きな荷物を持った景人が立っていた。 「もぅ・・・・・時間なのですか」 「はい・・・・」 「本当に・・・いままでありがとう」 璃杏は少し悲しそうな面持ちでお礼をする。 「急に申し訳ありません。璃杏様、私は執事失格ですね」 申し訳なさそうに景人は言う。 璃杏は首を横にふる。 「いいの、奥さんと幸せにね」 「では失礼します」 そう言って景人は出ていく・・・・。 残された璃杏は泣きそうな声で呟く。 「ありがとう・・・・」 あなたに会えてよかった・・・・。  
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