肆章-守護神

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「警察組織だと思っていたが…軍隊なのか?」 「いや、組合だ」 「!?」 俺の独り言のような疑問に、何時の間にか帰ってきていた男が答えた。 答えてもらえるのは嬉しいが、正直心臓に悪い。 しかし、一応聞いておく事にした。 「組合って事は民間人で構成されてるか?」 「確かにそうだが、幹部位の人間は国からの認定されてきまる。 組合と言っても国際組織だからな、そこら辺はしっかりしているんだ」 男の説明を簡単に整理すると、守護神とはファンタジー物のゲームなどでよくあるギルドのようなものということになる。 まあ、ギルドを直訳したら組合になるから当然と言えば当然だ。 「じゃあ行くぞ、付いて来い」 男はそう言うと建物の中に入っていった。 俺も男を追うように中に入った。
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