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『俺の夢はじぃちゃんや父さんのような魔法武術家になること!!』
幼いころからのその夢を叶えるため、
俺は自身が住む惑星"レイヴン"における最高の教育機関。
2000年前に世界の混乱を沈めたと言われる3人が創立した学びの場。
『トリニティー魔法学園』に入学するべく今日まで勉強や武術の鍛錬を重ねてきた。
試験日当日、
俺は意気込んで家を後にした。
「じゃあ、行ってくるよ!」
「おー。気を付けて行くんじゃぞ?帝都まで距離があるからな」
「大丈夫だって!」
少年はそう返事をすると村の出入り口に向かい駆けだした。
「頑張るんじゃぞー!!ココットー!!!」
「おう!絶対合格して帰るからな!!」
遠くなっていく孫の背を見守りながらディックスは無事に試験を終え返ってくることを再度心の中で祈った。
「無事に帰ってくるとええなぁ」
不意にそう声をかけて来たのは銀髪の長身の男だ
「なんじゃ、お前か。驚かすんじゃない」
「えー、何それ。人をお化けみたいに」
最初っからここに居ったやんけ、
と不満そうに男はふんと鼻を鳴らした
「お化けの方がまだマシじゃな。いい年して猫耳なんぞしおって…」
「それ今関係ないやん!!つかほっとけや!!」
はいはい。と面倒だと言わんばかりにディックスにため息をつかれ男はすっきりしない気分を味わう。
「ココットの後を追うんじゃろ?さっさと行け。」
ディックスはそう言うとさっさと家に入って行ってしまった…。
「―~…!!!!むっかつく…!!!言われんでも行くわ!!!」
家に向かいそう怒鳴り、男は地面を強く蹴り空へと姿を消した。
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