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藤「アラサーおめでとう」
恋人から一言
嫌みな祝福のコトバ
北「うるせぇよ。お前だって
あと2年後だろが」
嫌みだけど
嫌じゃない
藤「その時は…」
ギュッ―…
藤「北山が祝ってくれるんでしょ?」
北「どうかな…」
なんて言うのは照れ隠し
藤「なにそれ」
北「だって俺が祝わなくたって綺麗なお姉さんとかが祝ってくれそうじゃん?お前モテるし…んっ」
照れ隠しに開いた唇を
藤ヶ谷のそれが塞いだ
北「んっ……ふ、」
不意に塞がれた唇は無防備で
濡れた藤ヶ谷の舌がちゅるんと口内に入ってくる
歯列をなぞり舌を絡めとられ
器用に吸ってみせた
北「んぅ…っ……/」
思わず漏れてしまう甘い声
と同時に身体は熱を持ち始めた
カプッ
北「ひゃっ…!?」
チクッとした痛みが耳に走る
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