現れた文字!

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メーグンは呆然としていた。戦いを見たのも初めてだった。羊達が隅で怯えている。メーグンは腰を抜かして立てなかった。 「何をしているんだ羊飼い。」 「いや…凄いなぁって…」 「なんだお前の羊だったのか。野羊かと思ったわ!」 「はい。あ、この村では絶対に羊を食べないで下さいね。みんなに追い出されますよ。」 「忠告ありがとうな、坊!俺の名前は"マスタング・パンク・ランダバー"。呼び名はMパンクと呼んでくれ!」 「おい、Mパンク、自己紹介はそこまでにして今夜の宿を探すぞ。」 この二人は旅人。泊まるところはない。メーグンは丁度、家が空いているのを思い出した。二人分のスペースはあるから誘ってみる事にした。二人なら何か知っているかもしれない、あの本の事を。 「あの…もしよかったら、家に泊まりませんか?」 「ありがたい。しかし我々は一般国民の家に泊まる事はなるべく避けているんでね。巻き込まれる可能性があるから。」 「あ、でもこの村の宿はしばらく泊まれませんよ。」 「え?なんでなんだ?」 「もうなんでもいいじゃねえかよ!とにかくいこうぜ!」 「また、お前はそうやって…だからこの前も民家が襲われただろ。」 「大丈夫だって!この坊、なにかと使えそうだしな!大丈夫だから!」 メーグン達は村へと帰っていった。結局メーグンの家に泊まることになった。その夜、メーグンはとうとう解明してしまった。二人の力無しに。 それが全ての始まりだった。世界崩壊のカウントダウンだ…
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