序章

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『あっ!滉輝君』 祢斗さんの後ろの木にもたれ掛かっていた 私は滉輝君の所まで行った 『滉輝君…さっきは…ごめんなさい』 悲しい顔をしながら俺に謝っているから触れて慰めようとしたが無理だった 「っつ…」 手が拒否反応をおこしている もう謝る事しか出来ない 「私こそ…先程はすみませんでした」 俺は何回も謝った そしてクイーンは何回も『私こそ気付かなくて…ごめんなさい』と俺が謝る度にこう言った これの繰り返し… それから数分してクイーンは、こう言った 『もうお終い…滉輝君は悪くないから本当気にしないで下さい』 笑顔でクイーンは俺に微笑んだ 『ほら…時間が勿体ないですよ!行きましょ!今から私…沢山わがまま言っちゃいますよ』 !? 「フッ…構いませんよ!クイーンの頼みごとは絶対ですし」 「クイーン」 いきなり祢斗さんに止められた 「今日は本当…滉輝がご迷惑を掛けて申し訳ありません」 !! 『気にしないで下さい!もう終わりましたし』 フフッ 「やっぱり…クイーンには敵いませんね」 『えへへ…』 ちょっと顔を赤らめながらクイーンは照れている
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