『皇帝暗殺』

2/12
前へ
/78ページ
次へ
「なぜここに囚人がいるのだ!」 「何かの手違いだろう。さあ、こちらに陛下」 看守ではない。も、もちろん俺を殺しに来たわけでもなさそうだ。 あわただしい雰囲気の中、重装備の騎士団が鍵を開けて牢獄に入ってきた。 「下がれ囚人!邪魔するようなら斬って捨てる!」 「囚人よ、大人しくしていれば危害は加えない。我々はそこにある秘密通路を使いたいだけなのだ」 美人指揮官レノルトと優しそうな騎士ボーラス。 飴と鞭ってわけか
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加