~Ep:1~

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「どうしてですか!?」 ウイはユウトに問う 「援軍の先生達を呼んで来いよ」 獣はストーンフォールを吸収したのか肩と頭部に石を生成した 獣は突撃してきた 「嫌です ユウトさん達を置いて行くなんて」 「大丈夫だ 俺達は負けねぇ 生きて帰るから行け」 ユウトと獣は鍔ぜり合いみたいになり、ユウトと口から一筋の血が流れ出て来た (やべぇな 流石に内臓までダメージが酷かったか だけど、先生達が来るまで持たないとな) 「大丈夫なわけがないです だって血が…やっぱり私m「っるせぇーーーー」 ユウトは渾身の力で獣を弾き飛ばし、ウイの方向を向き 「邪魔なんだよ せめて役に立ちたいなら早く先生を呼びに行け」 ユウトは凍てつくような視線でウイを突き放した だけど本音は (頼むウイ お前だけは傷付いて欲しくないんだ これ以上、俺の不甲斐なさで仲間に傷付いて欲しくないんだ だからウイ、逃げてくれ) 「………」 ウイは俯いた 「ウイ、どうした?」 「……です………のです」 「?」 ユウトはウイに近付く すると 「嫌です、私はユウトさんの役に立ちたいのです」 その言葉と同時にウイの体が光り輝き始めた
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