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「ッ………」
ユウトは目を覚ました
「やっぱり夢か
最近はあの夢が多いな
ん?」
ユウトは見慣れない天井に気付く
(真っ白シーツが掛かったバイプベットに薬品に人体模型って事は保健室か)
ユウトは横を向くとウイが目を閉じながら寝ていた
「………ウイ」
ユウトがそう呼びかけたらウイは目を覚まし
「おはようございますマイマスター」
「ま、マイマスター?」
ユウトは軽く混乱してる
「すみません、説明不足でした
私達オートマタは契約によって力を発揮するのです」
「ということは………」
「はい、あの時に契約しました」
ウイは満面の笑みで即答する
「マジかよ」
ユウトは落胆する
「で、でも私も頑張ってアトリエをお手伝いするのでお願いします」
ウイは立って礼をして懇願する
「はぁ~」
ユウトは起き上がりベットから降りて保健室を出ようとする
「あのマスター」
ウイは過ぎ去ろうとするユウトに声をかける
ユウトはドアの前で振り向き
「………まぁ、少しでも役に立ちたいって思うなら勝手について来れば良いんじゃない」
少し意地悪そうな顔をする
「………はい、わかりました」
ウイはユウトのところへ
「マスター」
「グフッ!?」
ドスッという擬音が出るぐらいにウイはユウトにダイブした
「マスター?」
「マスターと…呼ぶな……ユウトと呼べ」
ユウトはあまりに強い衝撃なため気絶した
「マスター?…マスター、しっかりしてください!?」
こうしてユウトはウイを正式に仲間に迎入れた
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