~Ep:2~

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「っせ」 ユーグリッドは釘バットを柱のど真ん中に当て、掬い上げる 「だ…か…放」 ユーグリッドが何か呟くと 釘バットでインパクトを与え、飛ばした途端に光る槍が刺さり 「ユー、あれは」 「はい、そうです 第二段階解放」 ユーグリッドは今度は大きな声で言う すると シャァァ という音と共に光りの槍が肥大して鉄と擦り合う独特の嫌な音が辺りに響き それと同時に何らかの魔法陣が形成され 「これが私の魔法……三重遅延魔法です 第三段階解放『フォトンブラスト』発動」 光りの槍は赤くなり一気に爆発した 『遅延魔法』 詠唱が終えた魔法を術者の意思で発動させず待機させ、発動させる時間を遅らせる技術 相手の意豹を突く事が出来るが待機をさせる分だけ魔力を消費するデメリットがあるし、技術的にも難しいから使う人は殆どいない 「それをやったのか」 爆発により更に飛距離を出した ユーグリッドの結果は 距離…1500m 威力…2000 正直言ってかなり凄い成績で先生すら驚いていた どうやら魔法使い系は能力の成長が乏しくあまり好んで使う生徒がいないみたいで軽く見られたみたいだった
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