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「これで俺の分は終りだな」
ユウトは両手に本だらけだった
分厚い古びた本が五冊や薄く小さい本が数冊あった
「後はアトリエに置くお菓子とお茶を………ん?あれは」
ユウトは市場をやってる方を向き
一人の女の子を見ていた
「あれは………ミオか
なんでバトルドレスを着たまんまなんだ?
というか今授業中だろ」
ユウトはミオ[?]がいる方へ行こうとした途端
ゲシッ
「あっ!?」
ミオらしき少女は林檎が入れられた樽を蹴り倒し
そして、逃げた
店主は慌てて倒された樽を起こし商品を入れ直していた
「何をやってんだあいつは」
ユウトはミオらしき少女を追い掛けに行った
そして、人通りが疎らな通りに来る
「あいつは………いた」
ユウトは子供からキャンディーを奪い取るミオらしき少女を見つけた
「おい、ミオ!!
何してんだよ」
ミオらしき少女は一瞬ユウトを見てニヤリと悪戯っ子みたい顔をして…
バキッガッガッ
ミオらしき少女はキャンディーを地面にわざと落とし、踏み割った
「なっ!?」
そして、ミオらしき少女は逃げた
「クソッ………あぁもぉ」
ユウトはミオらしき少女を追い掛けたい気持ちがあるが泣いてる子供の方が気になり、近くの店に売ってるキャンディーを買い
「これをやるから泣くな」
子供にあげた
だけど、ミオらしき少女を見失ってしまった
「まぁ、学園で見つけたら問い詰めてやるからいいか」
ユウトは一物の不安を抱きながら学園へ戻る
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