~Ep:2~

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「本当にミオは町に行ってないんだな」 「はい」 ユウトはウイの真面目な顔を見て納得する 「私が言ってんのになに信用してないのよ」 ミオは拳に魔力を集中させる 「待て待て、問題の人と思われる人の言葉を信用しろって言われても、いくら年季がはいった仲でも無理があるよ」 「………それもそうだけど……なんか釈然としない」 ミオは俯いた 「…けど……よくも私の顔に泥を塗ってくれたわね…………ころ、コロシテ、や、や、ヤル」 「落ち着け、ブラックボックスを開いた少女みたいになってるぞ」 「あっ、ごめん」 ミオは正気を取り戻す 「お前達、廊下で座って話し合ってんだ?」 いきなり声掛けにびっくりする 「リューネ先生………」 ユウトはゆっくり後ろを向く 「事情を話せやユウト・レムリ」 「………はい」 (この人には逆らえねぇ) 「成る程分かった、こっちも調べから気にすんな」 リューネは聞くなりさっさと消えた 「何と言うか気が削がれたから帰るか」 「…そうね」 「……はい」 ユウト達はため息をついて、別々の方向へ動き始める 「あっ、ウイ」 ユウトは何かを思い出した 「はい、何ですかマスター」 「マスターはやめい、ユウトで良い それよりちょっと、見せたい本があるんだ だから、資料城まで来てくれないか?」 「はい」 ユウトとウイは資料城に行く
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