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「もう、俺も姉貴も子供じゃねぇ
自分が選んだ道だから止める気にならない
確かに人の人生は一回しかない…けど、その一回でも自分を何度も見つめ直して行く事が出来るから今は止めないよ」
ユウトは帰ろうとしたが--
『おい、そこの男』
「はい?」
マナに止められる
『お主は我…マナと戦おうという事は思った事はあるか』
「ん~………手合わせぐらいに欲しいとしてなら戦いたいってとこまでかな」
ユウトは考えてる顔をする
『なら、たまに来い
そうすれば手合わせに付き合ってやろう』
「本当か!?」
『あぁ、この金のマナ
アルサルは人を裏切る事や逃げるようなマナではない』
「なら、頼みます」
ユウトは頭を下げる
『うむ、よかろう
しかし、今はアズサとの戦闘で力を大分使い過ぎた』
「なら、今度にしないか?」
『頼む』
「分かった」
ユウトは寮へ帰っていた
「どうゆう風の吹きまわし?」
『やはり、お主の弟だと感じてな
少しばかし剣を交えてみたくなった』
顔が分からないが口調は楽しそうに笑っていた
「当たり前よ
だって………」
アズサはユウトが行った方へ見て
「昔の私が唯一心を許した自慢の義弟なんだから」
アズサは思い詰めた顔をする
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