Peace1 始まりの季節

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男の方は 水河 白鶏 《みすがわ はくと》 色黒で体格が大きく、きさくで、誰にでも話をする人見知りのしない17歳 そんな性格なだけにいじめなどを極端に嫌う だが彼も中学の時にイジメられた友達を助けようとして、喧嘩をしイスで顔を殴られ…… その結果、右目の瞳は白く濁りか光が完全に失われた 昔はそれが原因でイジメられた事も…… 今は家一番の相談役 龍騎「おぅ、お帰り 今から飯の準備すっから、もう少し待ってくれ」 息を切らしながら、前屈みになり白鶏を見る龍騎 時計を見ると17時を過ぎていた 白鶏「何、息切らしてんだお前は?? 夜飯なら、親父が寿司買ってくるぞ」 その言葉を聞き倒れていた、作弥と京粋がバッと体を起こした 京粋「はくちゃん本当!?」 作弥「マジで、マジで寿司なんすね!?」 ミク「嘘だったら、本気のグーパンだぞ!?」 鼻息を荒くし顔を近ずける3人 夏魅「うん 今、そこでゆりちゃんが電話しながらそう言ってたから、多分間違いないょ」 それを聞き、雄叫びのように吼え上げた だが一人、あまり良い顔して無い者がいた 龍騎「……ちょっと外の空気、吸ってくるわ」 作弥「あっ……」 複雑な表情をしながら出て行く姿に作弥は言葉が詰まった
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