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ドアを閉め、廊下を一人で歩いてるとフッと止まり、外を見た
外には一本の垂れ桜が池を覆うようにして咲、風でゆらゆらと揺れていた
龍騎「春……か
もしあの日、あんな事が無かったら……俺も高校に行ってたのかな」
桜を見つめながら呟いていると対抗方向から……
涼極「龍騎……」
目の前には親父と龍我、そして見かけない女の子……
龍我「龍騎……
ほら、俺達の新しい家族だ」
何て話せなば良かったか、分からなかった龍我だが、考えるのを止め女の子を紹介した
女の子は青いと言ってもいいぐらいの長い髪で、背は龍我の肩ぐらいで結構小柄だった
そして無表情
暗い??
表情が無い??
いや、違う
言葉でどう言えばいいか分からないが……冷たい
龍騎が見た彼女の第一印象はそんな感じだった
すると女の子は両脇に立っていた2人から離れスタスタと龍騎に向かって歩き出して行った
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