Peace1 始まりの季節

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ドアを閉め、廊下を一人で歩いてるとフッと止まり、外を見た 外には一本の垂れ桜が池を覆うようにして咲、風でゆらゆらと揺れていた 龍騎「春……か もしあの日、あんな事が無かったら……俺も高校に行ってたのかな」 桜を見つめながら呟いていると対抗方向から…… 涼極「龍騎……」 目の前には親父と龍我、そして見かけない女の子…… 龍我「龍騎…… ほら、俺達の新しい家族だ」 何て話せなば良かったか、分からなかった龍我だが、考えるのを止め女の子を紹介した 女の子は青いと言ってもいいぐらいの長い髪で、背は龍我の肩ぐらいで結構小柄だった そして無表情 暗い?? 表情が無い?? いや、違う 言葉でどう言えばいいか分からないが……冷たい 龍騎が見た彼女の第一印象はそんな感じだった すると女の子は両脇に立っていた2人から離れスタスタと龍騎に向かって歩き出して行った
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