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龍騎「なんだょ」
つかつかと自分の前に歩みよる女の子に、睨むようにして見るとピタリと止まり……
奏「アナタのゴミ……
あんな所にゴミを捨てるなんて本当、最低
ゴミ以下ね
廃品回収でも扱ってくれない、粗大ゴミ級の生ゴミね」
そう言って、龍騎にあるビニール袋を突きつけた
中にはタバコの吸いがらが入っていた
いきなりの言葉
あまりの出来事に周りにいた
龍騎はもちろん、龍我も涼極も言葉を失った
龍騎「……ふ、ふざけんな!!!!
何で、見ず知らずの女からこんな……ってかゴミ、ゴミ、ゴミって何回、人の事をゴミとか言ってんだょ!!!!」
ビニール袋を奪い取り
ぶちギレる龍騎
だが、女の子は平然とした顔をしながら……
奏「五回……
ついでにアナタは四回、ゴミって言ってる……」
龍騎「っざけんな!!!!!!!!」
涼極「龍騎、落ち着け!?
おい龍我、龍騎を押さえろ!!」
龍我「あっ、あぁ!!」
龍騎「止めんな、人への言葉遣いを体で覚えさせてやる!!」
つかみかかる龍騎の両脇に腕を通し押さえる龍我
だが、龍騎は諦めず女の子に向うとしていた
コレが龍騎と奏……
2人の最低の出会いだった
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