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大広間
たくさんの畳と縦に長いテーブルしか無い部屋
そして引き戸の上には……
『ここは家に住んでいる者、家族が全員がここで食事を取る』
それはこの家唯一のルール
と言う看板が掲げられていた
時に食事をし
時にみんなで悩みを相談する
そんな場所である
そして、今は……
涼極「よし!!
全員、集まったな!!」
龍騎、龍我、京粋、作弥、白鶏
紅葉、ミク、夏魅
テーブルを挟み男女が別れて座り、上座に涼極とゆりそして、さっきいた女の子が立っていた
涼極「じゃ、新しい家族を紹介するぞ
さっ、ほら」
そう言い隣に立っていた、女の子の手を掴み、自分の前に立たせた
奏「……百合白 奏
《ゆりしろ かなで》です
……17歳です」
そっけなく、笑顔も見せず
二言だけ言うと、頭を下げ自分がいた位置へと下がった
だが奏の態度に誰一人、驚きや怒りなど無かった
理由は簡単
ここにいるほとんどが最初は、今の奏のようだったからである
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