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それを見ていた涼極はまた奏の頭に手を置き、紅葉を見て笑いかけた
涼極「紅葉、これから一緒の部屋だからな??
奏の事を頼むぞ!!」
紅葉「うん!!」
力強く頷く姿を後ろから見ていた龍騎は、心の底から心配をしていた
ゆり「じゃ、奏ちゃんの部屋に案内するわね」
引き戸を開け、案内しようとするゆり
すると……
「にゃ~」
一匹の猫が入って来た
夏魅「あっ、猫ちゃん!!」
ミク「まだ、いたのかょ~」
ザワザワする大広間だが、そんな事は猫には全く関係なく広間を歩いていた
すると猫は奏の足元に止まった
涼極「コレか??
さっき言ってた猫っうのは??」
ゆり「えぇ、でもまだいるとは……」
奏の両隣で話をしていると、紅葉がしゃがみ、猫の頭をなでていた
紅葉「猫ちゃん、まだいたんだ
にゃ~、にゃ~」
頭を撫で、あごをくすぐっていると猫は奏の足に頬をこすりつけて来た
足にすり寄る猫に一瞬、笑ったように見えた
奏は猫の頭を撫でようと手を頭に置こうとした
だが……
紅葉「奏ちゃん、猫ちゃんに気に入れられてる~」
その一言に奏の動きは止まり、次の瞬間
『ゲシ!!』
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