Peace2 百合白 奏

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縁側に座り、外を見ている和服姿の奏がいた 龍騎「あいつ……」 何をするわけでも無いが、何故か気になり、すみからこっそり見ている龍騎 すると、その後ろから一匹の猫が横切り、奏の方へと寄って行った 「にゃ~」 奏はその声に振り向くと、自分の横で猫が両足をつけ奏の事を見ていた 良く見ると、その猫はさっき奏が蹴った猫だった だが、猫は警戒や怒ってる様子は無く鳴きながら奏をジッと見ていた 奏「……おいで」 その言葉に、猫は待ってましたと言わんばかりに奏の膝に飛び乗った 膝に乗った猫を優しく撫でる奏 すると…… 奏「さっきはごめんね 痛かったでしょ??」 自分が蹴った部分を優しくさすりながら謝っていた 小さな声 だが確かに言った それを見ていた龍騎は何が何だが分からずにいた アイツは嫌な奴 嫌いな奴 許せない奴 そう思っていた ……思っていたのに 今の奏の姿を見ていたら、そんな気持ちが無くなっていた
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