Peace2 百合白 奏

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数分後…… 部屋に戻ると、二段ベットの下段であぐらをかきながら、漫画を読んでいた和服姿の龍我が出迎えてくれた この家では一人部屋と二人部屋があり、龍騎は龍我と一緒の部屋なのである 龍我「長い便所だったな 糞か??」 漫画をその場に置き、龍騎を見ると何故だか浮かない表情をしていた 龍騎「ちげぇよ!! ……お前、今日、親父とあの子を迎えに行ったんだよな??」 そう言い、椅子の背もたれに両手をかけながら座った 龍我「うぅん?? あぁ、そうだが…… なんだ、お前いまさらあの子に興味が出たのか??」 龍騎「そんなんじゃねぇ そんなんじゃねぇんだけどょ…… アイツもやっぱり、俺達みたいに……」 龍我「龍騎!!!!!!」 途中まで言いかけると、龍我はものすごい剣幕で声を上げ、会話を止めた 龍我「そっから先は禁句だぞ いくらお前でも忘れた訳じゃ無いだろ!?」 その言葉に龍騎は唇を強く噛み締めながら聞いた 龍騎「『同情・偏見・差別・過去 これらについて一切触れない、聞かない、してはならない』 わかってるょ、少し口が過ぎちまった」 そう言い椅子を回し龍我の方をむき直した
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