Peace2 百合白 奏

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龍騎「気にすんな、続けてくれないか??」 そう言われ、龍我は意をけした顔になりゆっくりと話しの続きをしだした 龍我「……手首を何度も切ってるうちにいつしか、ちょっとした事でも自殺をするようになってしまったらしい」 龍騎「自殺癖……か」 そう言うと龍我は頷き、その場で横になった 龍我「俺が親父から聞いたのはそこまで、後は自分で親父から聞くんだな 俺は寝させてもらう」 そのまま龍騎に背を向け、話は終わった だが龍騎は何かが引っかかった気分でいた あの時の奏の表情 何かまだある 家族の死 それだけじゃ無い気がしていた 窓越しで夜空に浮かぶ満月を見つめながら、そう考える 龍我「言い忘れたが……」 龍騎「なんだ!?」 ゴロンと寝返りを打つようにして体を龍騎の方に向ける龍我
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