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龍騎「気にすんな、続けてくれないか??」
そう言われ、龍我は意をけした顔になりゆっくりと話しの続きをしだした
龍我「……手首を何度も切ってるうちにいつしか、ちょっとした事でも自殺をするようになってしまったらしい」
龍騎「自殺癖……か」
そう言うと龍我は頷き、その場で横になった
龍我「俺が親父から聞いたのはそこまで、後は自分で親父から聞くんだな
俺は寝させてもらう」
そのまま龍騎に背を向け、話は終わった
だが龍騎は何かが引っかかった気分でいた
あの時の奏の表情
何かまだある
家族の死
それだけじゃ無い気がしていた
窓越しで夜空に浮かぶ満月を見つめながら、そう考える
龍我「言い忘れたが……」
龍騎「なんだ!?」
ゴロンと寝返りを打つようにして体を龍騎の方に向ける龍我
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