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同時刻
1階
涼極の部屋
煙草をくわえながら、ある資料を読んでいた
すると、誰かが戸を小さく
ノックした
涼極「……どうぞ」
そう言うと、引き戸を開けゆりが入って来た
妙に深刻そうな顔をするゆりに涼極は、読んでいた資料をその場に置き笑いかけた
涼極「どうした
明日から新学期だろ??
寝ないと、遅刻するぞ??」
するとゆりはその場に座り、下を俯いていると……
ゆり「お父さん……
お願いがあるの」
そう言い、顔を上げ涼極を見つめるゆり
そんないきなりの、ゆりからの申し出に、涼極は何故か落ち着いた表情をしながら、煙草を灰皿へと押し付け、両手を袖へ入れた
涼極「……奏の事か??」
そう聞き返されると、ゆりは一瞬ビックリしたものの、すぐに頷いた
そしてその夜、コレからについての話をしだした
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