Peace2 百合白 奏

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同時刻 1階 涼極の部屋 煙草をくわえながら、ある資料を読んでいた すると、誰かが戸を小さく ノックした 涼極「……どうぞ」 そう言うと、引き戸を開けゆりが入って来た 妙に深刻そうな顔をするゆりに涼極は、読んでいた資料をその場に置き笑いかけた 涼極「どうした 明日から新学期だろ?? 寝ないと、遅刻するぞ??」 するとゆりはその場に座り、下を俯いていると…… ゆり「お父さん…… お願いがあるの」 そう言い、顔を上げ涼極を見つめるゆり そんないきなりの、ゆりからの申し出に、涼極は何故か落ち着いた表情をしながら、煙草を灰皿へと押し付け、両手を袖へ入れた 涼極「……奏の事か??」 そう聞き返されると、ゆりは一瞬ビックリしたものの、すぐに頷いた そしてその夜、コレからについての話をしだした
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