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同時刻
みんなが暮らす家から少し離れた海岸沿い
上下白いジャージを着た龍騎と
ベットボトル片手に、黒のスポーツウェアを着た白鶏が走っていた
白鶏「悪いな、付き合ってもらって!!」
龍騎「気にすんな
たまには走るのも悪くない
それに……少し、気持ちも落ち着くしな」
一瞬、顔を曇らせ下を向いたと思うと、すぐに顔をあげ笑った
すると前を走っていた白鶏が急に足を止めた
急に止まった白鶏に龍騎も足を止めると、後ろを振り向かずに話し出した
白鶏「……昨日、あの子がしたことは、人がしてはならないことだ
それはみんなが思ってるし、俺もそう思う
それでも……俺はあの子を向かい入れる
新しい家族として……」
そう言うと白鶏はまた、走り出した
だが、一緒に止まった龍騎は走ろうとはしなかった
すると、追って来ない事に気がついた白鶏は龍騎に向かい駆け寄り……
白鶏「龍騎、ほぃ」
龍騎「おっ!?」
そう言い、自分が持っていた
水を投げ渡した
慌てながらもキャッチして白鶏を見ると、腰に手をあてながら笑っていた
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