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白鶏「今のは俺の素直な気持ち
それをお前に押し付けるつもりは無いから
……お前はお前の、火邑 龍騎の気持ちを素直に持てょ」
龍騎「俺の素直な気持ち……」
投げ渡された水を見つめながら、その言葉の意味を考える龍騎
すると、顔をあげ水が入ったベットボトルの蓋を親指でこすり開け飲みだし、口を拭き白鶏の方へ走り出した
龍騎「……確かに、シンプル
かつ分かりやすい」
そう言い、水を押し付けるようにして返すと、そのまま振り返らずに家に向かい走り出した
白鶏「さてさて
どこまで理解したことやら」
蓋を開け、入っていた水を飲み干すと白鶏もまた、龍騎を追うようにして家へと走り出した
午前7時18分
汗だくになりながら二人が家に帰って来た
龍騎が家の門を開け、玄関へと歩くと二階から紅葉が片手を大きく上下させ呼んでいた
紅葉「りゅうちゃん、白鶏
早く、早く!!
今日の朝ご飯、ものすんごいんだょ~」
龍騎「ハイハイ、わかったわかった」
白鶏「朝からテンション高いな~」
二人がそんな話しをしながら玄関をあがり、すぐに風呂場でシャワーを浴びて大広間に顔を出した
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