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ジッと龍騎を見る者達
すると、下を向いていた奏が意を決すようにして顔を上げた
奏「みなさん、昨日はごめんなさい!!」
その一言で、龍騎を見ていた視線はまたすぐに奏へと変えた
周りは水をうったように静まり返り、奏を見つめた
「ぷっ」
誰かが吹くようにして笑った
それは……
白鶏「誰も怒ちゃねぇよ」
ヘラヘラと笑い後ろに手を置きながら奏に言った
すると、白鶏の一言に続くようにして……
ミク「俺達は別に気にしてないぜ
それより、俺達より謝る奴がいるんじゃないか??」
テーブルに肘をつきながら言うと紅葉に向かい首をクイッとした
紅葉は戸を静かに開け、一匹の猫を入れた
猫は昨日、奏が蹴った猫
猫は鳴きながら奏の方へと寄って行き、足下に止まり奏の顔を見上てげいた
奏「……昨日はごめんね」
抱え上げるようにして抱きかかえた
みんなはその姿を真剣な眼差しで見た
すると猫はまた鳴き、奏の胸元にうなだれながらスリ寄せた
夏魅「コレで解決……でいいんだよね??」
白鶏「いいだろ」
作弥「いいんじゃない~」
龍我「じゃ……」
紅葉「解決、解決!!」
顔を見合わせ、一人一人が確認をし、それぞれがうなずくと
息を合わせたようにして立ち上がり……
「これから、よろしくな!!
奏!!」
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