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施設から少し離れた公園
ベンチの上で横になる龍騎
まだ何かを怒っている顔で空を眺めていた
ゆっくり、ゆっくりっと雲が動くのを見て
ブランコや滑り台ではしゃぐ子供達の笑い声を聞いていると
横になる龍騎の前上にひょっこりっと作弥が顔を出した
作弥「兄貴!?
何、やってるんすか??」
いきなりの作弥の出現だったが龍騎はあまり驚か無かった
龍騎「あぁ、作弥か??」
作弥「今、親父達と話し合いしてるんじゃなかったんすか??」
不思議そうな顔で聞く作弥に龍騎は体を起こした
龍騎「バックレた」
その一言と表情を見て作弥は概ねの予想が出来た
そして上着から煙草とマッチを出し加えると龍騎にも進めた
作弥「兄貴、ほぃ」
龍騎「あぁ、ありがとう」
お互い煙草に火をつけ煙を吐き、のどかな公園の風景を見ていた
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