3 真空

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すると、タイミング良くサリアから通信が入る。 『冬季!そのバイクにカードをセットする場所があるはずです!探してみて下さい!』 探すまでもなく、カードの差し込み口は目の前にあった。 『宇宙での戦いでは、自分が属性の力を纏うことは出来ません。その代わり、バイクに宿すことはできるのです。さあ、何のカードをさしこむかは、わかっていますね!』 「あたりまえだ!!さて、あいつを一つ、 ぶっ飛ばしてくるか!!こいつが一緒なら負ける気がしないぜ!」 俺は迷わず火星のカードを差し込む。すると、一気にバイクが燃え上がった。 まて、何故燃え上がる。ここは真空なのではないのか? 「グゥアアアアァァァ!!」 多少痛みが収まったのか、発狂している上、更に怒り狂ったような表情で蹴りをしかけてくる。 「うーーーん...なんでだろうなーー」 顎に指をあて、考えながらサラッとかわし、マクロの足に後輪をぶつける。
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