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待って、待ってよ本当!
弥生先輩、
ニコニコこっち見てるよ?
いや、本当、どうしろと?
今週末の予約って言われたって……
仮にボクのために取ってくれたとしても、誰を誘えって言うのさっ!?
ん……?
誰、誘え……?
「っ!?」
つまりは、ボクに、先輩を誘え、ってことですか……?
「そーいうコトっ!」
ボクが気づいたことが嬉しいのか、口角をこれでもかって言うくらいに吊り上げて満面の笑みを浮かべた弥生先輩がそこにはいた。
どうしよう……
うわっ……
ドキドキしてきた……
で、でもこういう時って、男の子のが、ビシっと行くべきなんだよね?
うん……
覚悟、決めなきゃっ!
「あのっ、せ……」
「デート、行かないか?」
ボクの声を打ち消すように、先輩はキリっとした顔でそう言った。
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