初デートは突然に

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むぅ…… なんだよなんだよっ! どうせ乙女思考だな、とか嫌味でも言いたいんだろっ! 違うんだからね? 違うったら違うからね! 「……ボクは男の子だもん」 「ん、朝比奈……?  今さら何を言っている?」 そう言うセンパイが、またしても目と鼻の先にいて。 「はにゃあっ?!」 奇声をあげるボク。 「いや、だから……朝比奈。  毎回そんな反応しなくても……」 そう言うセンパイは若干、苦笑い。 つられてボクも、あはは……と苦笑い。 「すいません……  ちょっと、ビック、リ……」 ふと、先輩に目をやった瞬間。 ボクの頭はフリーズした。 先輩が…… あまりに格好良過ぎて。
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