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確かに
そいつへの想いなんて
無かったあたし。
あんな噂を持つような
人に付きまとわれるのが
嫌で真意を確かめようと
動いたのもあたし。
それでも噂よりもひどい
真実に
対面してしまったとき
あたしはどうしたら
良いのか
分からなかった。
その先を考えず
どうして行動したのかも
分からぬまま
ゆっくりと時は過ぎ
あたしに残ったものは
嫌な過去と
後輩への不信感。
こんなあたしが
年下に恋をするなんて
あり得ないし
仲良くすることも
2度とないだろう…。
あの瞬間までは―…
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