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俺が先輩の所へ
行こうとすると
さっき離れたばかりの
由姫が
俺の腕を掴んでいた。
由『良いの❗』
裕『何がいいんだよ❗
悔しくないのかよ❗
由姫❗
謝ってもらう
ぐらいしねぇと
悔しいじゃねぇか…
なあ由姫…
止めんなよ…。』
由『良いの。
裕はあの人たちのこと
言えないでしょ[?]
あたしもあの人たちと
関わりたくないし
証拠がないのも本当…
誠意のない謝罪なんて
要らないから
気にしないで。
ばいばいって
言ったばかりでしょ(笑)
だからあの人たちに
何もしなくて
いいんだよ…。』
裕『でも…
それじゃあ由姫が…』
由『良いから。
早く行って❗』
―誰よりも苦しそうな
顔をするくせに
助けを求めない彼女を
どうして俺は
手放したんだろう…
俺がこの時
決意したこと…
誰にも恋をしない。
もししたとしても
先輩にだけは絶対
恋はしないと言う事。
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