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僕は世里さんに視線を向けると世里さんと目が合った。
『あの…えっと…』
僕は何から聞けばいいかと困って言葉が上手く出ない。そんな僕を見て、僕の気持ちを解ったように笑ってくれた。
『まず何から話せばいいかしら…ん~…』
ビールを飲みながら目線を泳がせる世里さん。
『太陽とか仮面って…』
一番気になった所を聞いてみた。
『あぁ、太陽さんは情報屋なの。太陽って言うのは彼女の情報屋の時の名前なの』
太陽さんの裏の仕事。
情報屋をしているらしい。よろず屋の仕事をするに辺り情報が必要になる時もある。そんな時に太陽さんに情報収集を依頼するらしい。
『仮面っていうのは司がよろず屋の仕事名…アダ名みたいなものかな?』
アダ名…。
『世里さんにもあるんですか?』ふと、疑問が浮かんだ。
世里さんはふふっと笑って『戦車』と言った。
戦車…僕が知っているイメージには合わない。
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