壱符 「それは華のように華麗に、それは華のように儚く散る」

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「…はぁ…あっという間、だったわね。」 ため息を吐いたのは博麗の巫女、博麗霊夢。 幻想郷、この世界はそう呼ばれている。 外の世界からは見る所か触る事さえ不可能な結界に守られている。 「ほーら、霊夢、さっさと宴会の準備をしようぜ。」 そう促したのは普通の魔法使い、霧雨魔理沙。 「そうね…全くあいつは…いきなり『今日は宴会を開くわよ』って言うんだから…」 「ま、紫は普段何を考えてるか分からないからな。」 半ば諦め気味に言う。 「そうね…とりあえずさっさと用意しようかしら…そう言えば今日は誰が来るのよ?」 「さぁ?どうせ萃香辺りが大量に集めるだろ。」 「そうね。」
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