壱符 「それは華のように華麗に、それは華のように儚く散る」

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「ハロー♪準備は進んでいるかしら?」 その時突然隙間が現れてそこから紫が現れる。 「出たわね、気まぐれ妖怪。」 「ふふ、ご挨拶ね。」 霊夢のそんな皮肉にも紫は笑って誤魔化す。 「お、紫じゃないか。それにしても、今の時間に起きているなんて珍しいじゃないか。」 それから少し離れたところに居た魔理沙が紫に気がつく。 「えぇ、今日は私の冬眠の挨拶も兼ねた宴会なのよ。」 「あんたホントに自分勝手ね…」 さっきから呆れていた霊夢はさらに呆れる。 「そういや、紫、今日は誰が来るんだ?」 魔理沙は先程から気になっていたことを紫に聞いてみる。 「大体の者なら来るんじゃないかしら?」 つまり沢山来る。らしい。
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