1773人が本棚に入れています
本棚に追加
銀神帝は怒鳴る。
「何だって魔物を巻き込んで人間を襲った。
全部消さなきゃならないだろうが!」
私はその言葉に驚いた。
魔物を倒すのは当たり前の事。
なのに今の言葉って何だか魔物を消すのを・・・・・・哀しんでる?
上級魔物は銀神帝を睨みつけて言う。
「人間が俺の邪魔をしたからだ!」
ピクリ・・・・・・と銀神帝の肩が震えた。
「お前の・・・・・邪魔・・・だと?」
上級魔人は銀神帝の様子に眉を顰める。
「貴様。帝だろ?何で無条件に俺を消さない?あれだけの力を持ってるなら簡単だろ。」
魔人の言葉に私は影でコクコク頷いていた。
ゆっくり話を聞くなんて考えられなかった。
最初のコメントを投稿しよう!