フィルモア・リーン

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「馬鹿野朗!貴様の身勝手な理由でどれほどの魔物を巻き込んでる!ふざけるな!」 銀神帝の言葉は辛そうだった。 私は驚いた。 魔物は倒して当たり前。 何故辛そうなのか理解出来なかった。 魔人も驚いた様子だった。 「お前は・・・・・他の人間達とは・・・・・・・・違う・・・な? 何故。我等魔物を蔑まない? 殺しても当たり前なのではないのか?」 魔人がそう言った途端だった。 銀神帝から凄い殺気が立ち上った。 「人間だろうが魔物だろうが同じ命だろうが!何の区別がいる!」 銀神帝の言葉に周囲は驚愕に包まれる。 「俺は好きで魔物を消してるんじゃねえ!お前らが俺の話を聞かずに人間と揉めるからだろうが!」
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