薔薇の人形店

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「紅い眼。兎の様な・・・紅いドレス・・・」 その少女は店の奥に進んでいって、汚れたバッグを持ってきた。 「これですね。中に入っています。人形は補修しておきましたが 外側は粘土では直せないので・・・。」 あの、一度上等なバッグだ。 じゃあ 中には・・・!! 私は夢中でバッグから中身を出し 毛布とショールを剥がした。
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