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読み終わると同時に画面が光った。画面と言わず私の周りも強い光に包まれた。
「うわ!」
両手で目を庇い目をつむる。
このゲームは欠陥品だっのか?
そんな事を思いながら光が収まるを待ち、周りが落ち着いて来た事を確認すると目をそっと開いた。
「ん?」
私は幻覚をみてるのか?
さっきまでは、私の部屋にいたはずなのに、目の前には頑丈そうな校門がそびえ立っていた。
「んん?」
目を何回も開いたり閉じたりし擦るも、校門は消えない。
なんだろこの違和感は。
むしろ、何処かでみた覚えさえもするぐらいだ。
スッと目線を横にずらしていくと、文字が目に入った。
【聖峰学園】
あぁ、だから見た覚えあったんだ。最近買ったゲームの舞台になった学園じゃないか。
………
いや、ちょっとまて!何故私の目の前に建っている!?
とりあえず考えなくては。
考えて…
考え…
「私の部屋はどこに消えたー!!」
広い学園に虚しく叫び声だけが吸収されていった。
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