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「ふーん…ま、いいけど。自分のパンツの中見るのはこれからは止めた方がいいよ」
顎を掴んでた手が離れていくと、耳元で含みのある声で囁かれた。
「ッ…耳元で喋らないで下さい!さっきから絡んでくるけど、アナタ誰なんですか!?」
パンツの件を知っていたのに訪ねてきた相手に、多少憤りを感じ声が強く出た。
普段はこんな強気に出れない平和主義者…ていうかビビリなんだけどね。
「…あれ、僕の事しらないの?」
今の言葉にキョトンとした表情を浮かべ、私の前に回り込むと、覗き込むように見られた。
「はい?初めて会ったのに知るも知らないもないでしょう」
そんな風に覗きこまんで下さい!
せっかくの怒りが治まってしまいますから!
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