2 腐っても女です。

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「ふーん…ま、いいけど。自分のパンツの中見るのはこれからは止めた方がいいよ」 顎を掴んでた手が離れていくと、耳元で含みのある声で囁かれた。 「ッ…耳元で喋らないで下さい!さっきから絡んでくるけど、アナタ誰なんですか!?」 パンツの件を知っていたのに訪ねてきた相手に、多少憤りを感じ声が強く出た。 普段はこんな強気に出れない平和主義者…ていうかビビリなんだけどね。 「…あれ、僕の事しらないの?」 今の言葉にキョトンとした表情を浮かべ、私の前に回り込むと、覗き込むように見られた。 「はい?初めて会ったのに知るも知らないもないでしょう」 そんな風に覗きこまんで下さい! せっかくの怒りが治まってしまいますから!
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