プロローグ

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「っるせえ!!!!!」 ピタリ。 鶴の一声とはまさにこのこと。あれほど騒がしかった場がたった1人の怒声によって静まり帰った。 その男の子は、紫がかった黒いサラサラの髪の毛、思わず目付き悪っ!と言いたくなるような、しかしクリクリとした子供らしい眼、平均よりもやや小さめな身長……しんすけくんだ。 「うわっ晋助こっわ~(笑)」 「晋助、貴様が一番うるさいぞ」 「アッハッハッハ」 しんすけくんの後ろから顔をのぞかせたのは上から、小学生にもかかわらずすでに魚が死んだような眼をしているぎんときくん。 真面目で長髪で頭のネジが数本抜けてるこたろうくん。 もじゃもじゃで頭のネジ数本どころかそもそも脳ミソあんの?ってくらい馬鹿なたつまくん。
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