ハツカレ

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「うん、やっぱり良い」 「ありがとうございます」 ノートを渡されて、席をたつ。 修二さんは、会計をすませにレジに行った。 読まれて、感想を言われたことなんて初めてだったから、なんと答えていいのか、わからなかった。 「おいで、杏子ちゃん」 「はい」 手招きされて、修二さんとの後についていく。 この辺りは初めてきたから、修二さんとはぐれたら確実に迷子になってしまう。 「どこにいくんですか?」 「公園」 公園と言われても、私の頭の上は「?」がいっぱい。 とりあえず、ついていけばなんとかなるよね!
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