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『まぁ…シンデレラ、ぴったりじゃない』
『嘘でしょう…』
『あぁシンデレラ、あなたがあの美しい姫君で。私の妃になってくれ』
王子は言いましたが、シンデレラは下を向いて答えました。
『ごめんなさい、王子。私はそんな資格ありません。私は毎晩魔女を呼び、夜遊びに出ているのです。それに私の名前…シンデレラは、灰かぶりという意味なのです。とにかく私を妃にすれば、王子はきっと後悔します。ですからお姉様と、結婚していただけませんか?』
『え…ちょっと待って、シンデレラ。お母さんはシンデレラの美しさなら王子にも似合うと思って、魔女やガラスの靴を用意したんだよう?』
『お母様が?そう…でも私は、お姉様に幸せになっていただきたいわ』
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