シンデレラ

12/14
前へ
/27ページ
次へ
『まぁ…シンデレラ、ぴったりじゃない』 『嘘でしょう…』 『あぁシンデレラ、あなたがあの美しい姫君で。私の妃になってくれ』 王子は言いましたが、シンデレラは下を向いて答えました。 『ごめんなさい、王子。私はそんな資格ありません。私は毎晩魔女を呼び、夜遊びに出ているのです。それに私の名前…シンデレラは、灰かぶりという意味なのです。とにかく私を妃にすれば、王子はきっと後悔します。ですからお姉様と、結婚していただけませんか?』 『え…ちょっと待って、シンデレラ。お母さんはシンデレラの美しさなら王子にも似合うと思って、魔女やガラスの靴を用意したんだよう?』 『お母様が?そう…でも私は、お姉様に幸せになっていただきたいわ』
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加