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『寝なきゃ、寝なきゃ、寝なきゃ、寝なきゃ…』
ある森のある塔に、人様には見せられないようなどブスがおりました。
『今日こそ寝なきゃ』
彼女は生まれてこのかた眠ったことがありません。ですから彼女の目のしたは真っ黒、肌はボロボロ。
“カツ、カツ、カツ”
誰かの靴の音がしました。
それも塔の外側から。
『ん……?』
ブスがベッドから出て窓を覗くと、そこにはブサイクがおりました。
『ぎゃっ、誰?!』
『僕は君を助けに来たんだッ!!さあここから出よう!!』
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