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シンデレラがお城につくと、周りはみな騒ぎ出しました。
『どこの国のお姫様かしら?』『美しい!僕の妃になってくれないか』『あんなキレイな子、このへんじゃ見たことないわよ』
でもシンデレラの耳には、そんな言葉は右から入って左から抜けていました。シンデレラの目には、王子しか映ってなかったのですから。
『あぁ、なんとお美しい…名はなんと申されて?』
王子はシンデレラに聞きました。
『今は…お答えできません。いつかまたお会いしたとき、名を交換しましょう』
シンデレラが答えると、王子は執事を呼び出し、何か指示を出しました。
『そうですか…まぁとにかく踊りましょう。夜は短いですから』
『えぇ、喜んで』
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