シンデレラ

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ゴーン、ゴーン、ゴーン… 12:00の鐘です。シンデレラはパッと、王子から離れました。 『すみません、王子。私はもう、帰らなければなりません』 『何故?こんなに楽しい舞踏会なのに』 王子はシンデレラの腕をギュッと握りました。 『ダメです、王子!王子が本当の私に幻滅する前に、帰らなければならないのです!はなして…っ王子…っ』 シンデレラは必死に手を振り払い、階段を駆け降りました。 『キャッ!!』 ガラスの靴が階段にくっついてはなれません。ノリが塗ってあるようです。 『靴なんてどうでもいい…早く行かなきゃ!』 シンデレラは立ち上がり、カボチャの馬車に乗り込みました。
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