第一章~出会い~

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この世界に関していえば、別に魔法を使えない人間がいてもおかしくわない むしろ魔法を使える方が珍しい、というわけではないが約三人に一人ほど魔法を使えない人がいるのだ しかし、魔法を使えない人間はギルドに登録することができない。これには明確な理由があった それは魔物の強さにある。例え魔物ランクが一番低いFでも魔法を使えない者は苦戦すると言われている 屈強と言われる男であっても魔法が無ければ魔物ランクDがギリギリと言われている なので一般的に魔法を使える人は騎士やギルド員、そして使えない人は街の中で店を開いたり、田舎で畑を耕しているのだ これをふまえて思い出して欲しい (あれ?さっき魔物ランクBを倒しましたよね?) アリアも不思議に思ったのか首を傾げた 「そんなわけでギルドには登録できない。でも、まあ俺には商才が無かったからこうやって稼ぐしかないんだよ」 そう言った彼の顔は無理に笑っているように見えた 「あの「おっ、王都が見えてきたぞ!」」 アリアは真相を確かめようと思ったがリュカの言葉でかき消されてしまった ・
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