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~今から約三週間前~
広い草原の真ん中に一人の男が倒れていた。
「だ~~~っ!!またはずれかよ!!あんにゃろー!!」
男の名はリュカ・カシム身長は約180cm、真っ黒な黒髪は腰のあたりまであり首の後ろで一つにむすんである。
目つきは鋭く、彼を見た人の反応は二分される。一方は「彼、カッコ良くない?」、もう一方は「うわ、ヤのつく自由業の人だ。きをつけろ」である。一応この物語の主人公だ
「ちくしょー、何が『今度は絶対ですよ』だよ!!やっぱりこれからは絶対あいつだけは信用しねぇ!!」
彼の怒りの原因は先日彼の情報屋(仮)を営んでいる友人から宝のある遺跡の情報をもらい、嬉々として来てみたらそこには広い草原しかなかったことである
今の彼の顔は百人中百人が『怖い人』と答えるだろう
「あー、くそっ、これからどうしようかな?只でさえ今月ピンチなのに・・・」
いない相手に怒りをぶつけても仕方ないと悟ったのか、彼は怒鳴るのを止め、これからの行動を考え始めた
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