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「ふぇ?」
突然自分の背後からした声に思わず奇怪な声をあげてしまった
声の聞こえた方へ顔を向けるとそこにいたのは、もちろんリュカであった
彼は今彼女と魔物の間に立っている
「さて、お前大丈夫か?」
首だけを動かし彼女の方へ顔を向ける
「・・・あっ、はい!!えと、あなたは「ちょい待った。先にこいつ片づけるから」
そういって彼は歩きながら魔物へ向かっていった
「・・・よぉ、ダイヤモンドエレファン。魔物ランクB・・・だったかな?まさかこんな所で会えるとはな」
彼の言葉に答えるように魔物は大きな叫び声をあげた
「お前の牙は高く売れるんだ。あまり傷つけたくない。一瞬で終わらせるぞ?」
魔物に人間の言葉が分かるかどうかは分からないが彼は魔物にそう語りかけると腰のホルダーから黒い銃を取り出した
(あ、あんな銃一つであの大きなダイヤモンドエレファンを倒すつもりですか!?)
彼女は彼が来たことで安心している自分がいることに気付いていないが、冷静に思考をすることができるほど落ち着いてきていた
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