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そんな、ある夜―-…
少女は一人、闇の中を歩いていました。
周りが全く見えず、辺り一面の黒。
行く当ても無く、フラフラと歩いていると…
一人の が近付いてきました。
その、 は女か男か、子供か大人か…わかりませんでした。
「ヘンなの。」
ぽつり、
少女は呟きました。
すると、 は少女に手を伸ばし、静かに言いました。
「遊びにイコウカ?」
その言の葉は、少女の今まで奥に閉まっていた本当の“心”を呼び戻しました。
「私なんかで、いいの?」
少女は不安でした。
何故なら、少女はその、異様と呼べる外形から周りの人達に意味嫌われていたからです。
だから、
余計にその の行動は嬉しかったのです。
「イイヨ。」
は続けてそう言います。
「アリガと。」
少女はその手をとりました。
こそが自分を闇から助け出してくれると、生まれて初めて、心から信ジ――-
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